素足

1章8節362-2~3

素足と跣・裸足の違いは、履き物や靴下などを履かない足の状態に重きを置いた言い方が素足である。土足で上がってはならない場所では素足が、土足の場所では跣・裸足が使われる。砂浜を走るのは跣・裸足であって、素足ではない。はだしは、肌足(はだあし)の変化した語とされ、履物をはかないで地面を歩くことを、徒跣(かちはだし)とも呼んだ。[岩本]

靴は其の本国では脱ぐ場所が大よそ定まつて居る~明治三十四年の六月に、東京では跣足を禁止した柳田國男の足元殿中足袋御免下駄屋