山本修之助

1章5節352-12

山本修之助(1903-1993)は、佐渡の郷土史家、民俗学者にして俳人。新潟県佐渡郡真野町(現・佐渡市真野新町)で、本陣であった山本半右衛門家に生まれ、家蔵の史料等を個人で整理した『佐渡叢書』佐渡叢書刊行会、1957~1982年、全16巻を編纂したのをはじめ、数多くの著書がある(相川町史編纂委員会編『佐渡相川郷土史事典』相川町、2002年)。ここに引用された盆踊唄は、山本の『佐渡の民謡』は、地平社書房、1930年刊。晩年、付近にあった順徳天皇陵の宮内庁書陵部の陵墓守長として20年勤務したが、柳田の二度目の佐渡来島時(1936年)に行った厳格な陵墓参拝のエピソードは、山本の「来島の民俗学者」『佐渡の百年』佐渡の百年刊行会、1972年に記されてある。[岩本]