今沢市

1章2節343-8

 明治初年に創作された浄瑠璃『壺坂霊験記』の主人公の座頭・沢市が、観音の霊験で開眼したストーリーを持つことから、今・沢市と呼ばれた。聞藏Ⅱで沢市を検索すると、「アメリカの沢市/突然目は開いたお里のお婆さんに驚く」(1928年3月19日)のみヒットする。[岩本]